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赤い印

第6章 嫌がらせと嫉妬と束縛

「ん…」
うっすらと目を明けると
暖かい光が自分に当たっているのが分かった。

体をゆっくり起こすと
体が汗でべた付いていた。

「せん、せい…?」
呼吸を整えながら虫の鳴くような声で呼ぶと、返事はなかった。

仕切りのカーテンを開けると誰もいない。

「…何時…?」
携帯を開いて時間の確認…
「…」

メール受信件数10件。

雄治からが5通、那貴から2通、
そして美奈、美玖、美沙から
1通ずつだった。

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