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赤い印

第6章 嫌がらせと嫉妬と束縛

「雄治、心配しすぎでしょ」
くすっと笑いがこぼれる。

美奈、美玖、美沙は3つ子なわけじゃなくて「美」つながりの友人。

私の大事な親友だ。

那貴からの2通は1時間目と2時間目の終了を知らせるものだった。

今は3時間目の最中って所かな?

私はもう一度枕に顔を押し付けた。

保健室の匂いって、なんでこんなに気持ちいいんだろう。

そのままだと寝てしまいそうだったので、体を起こした。

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