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赤い印

第6章 嫌がらせと嫉妬と束縛

「杏樹のクラス次体育らしいから
もう少し寝てたら?」
「ううん。これ以上寝てたらトドになっちゃう。」

那貴が止めるのも聞かずに
体操服を取りにいく。

「無理はするなよ?」
「しないよ~あっ!」
何もない所で何かにつまづいた。

「なんで!?」
那貴が大げさに反応する。
「アハハ…」
「ほら」
那貴が手を貸してくれる。
「うん、ありがとう」

素直にその手を取ると強く引かれた。

那貴に包まれる状態になる。

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