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赤い印

第6章 嫌がらせと嫉妬と束縛

体操服を持って更衣室に駆け込むと皆の視線が私に注がれた。

服の上からチクチクと針を刺しているみたいな視線。

「行こう」
一人の子が合図を出すと
皆出て行ってしまった。

私はショックだった。

理由は分かってる。
あのテストなんだろうって。

でも、好きなことを
土足で踏まれるような事はされたくなかった。

私は歯を食いしばった。

カチャン。

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