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赤い印

第8章 体育。

「おっ時間だ。
 じゃあ皆。先生もう行くな」
「はーい!」

えっ?

何も聞かされていない私は
万歳の体勢のまま間抜けな顔をしてしまった。

そうして体育館の中に
先生は一人もいなくなった。

私の万歳した手を
長谷川さんが拘束した。

「!長谷川さん!?」
「うるさいな。」
冷たい声。

ヤバイと思った。

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