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赤い印

第9章 天文部×3 動く

家に着くと真っ先にベットに飛び込んだ。

私は一人暮らし。
ワンルームの部屋は割と小奇麗。
でも、今は一人が痛かった。

胸の奥の不安とか恐怖とかが
チクチクと私の心を痛めつける。

布団を頭の上からすっぽりと被った。

どうしても、思い出してしまう。

私はただ天文部が大事なだけなのに。

それじゃ駄目だって言うの?

私は長い時間、そのままの体勢でいた。

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