
僕の初恋
第11章 2013年 自由時間
「お、優介。遅かったなー」
「そりゃそーだろ。13階まで来るのにどれだけ距離あると思ってんだよ」
俺は疲れたのにもかかわらず、
そこにいる天然ヤローはケラケラと笑っている
…腹立つなあこいつ
「ま、んなことより、優介どこ行くの?」
「どーしよ。…まあ、もう少しで昼だし俺は食いに行こ。昼は別々だよな」
「ああ。夜は一緒だけどな」
「んじゃ、一階に行くか…。エレベーターどこだっけ?」
「んーと、パンフ見ればわかる!」
永野はお菓子を食べながら喋る
「分かった。んじゃ、行ってくるわ」
「ほーい」
