
僕の初恋
第11章 2013年 自由時間
*優介編*
「もー、お兄ちゃんったら…。まさか、また階段から?」
「あ、ああ」
「まあ、そこ座って?」
俺は優愛からタオルを貰い、服を脱ごうとした時、
「あっ…/// お兄ちゃん背中、拭く?」
「ん、ああ。じゃあ頼む」
「…なんか、お兄ちゃんの肌綺麗…」
「お前の方が綺麗だろ」
「そんなこと…ないよ」
「…エレベーターでなんかあった?」
「えっ……」
優愛は突然手の動きを止めた
「優愛?」
「あ…ううん。何にも…」
「なあ」
「?」
「……」
俺は思い切って話す事にした
「…寿也のこと、知ってたんだな」
「え…」
