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僕の初恋

第13章 2013年 それでも俺は…


「…実はね、その後一通だけ手紙が届いてたの」

「手紙?」

そう言うと、優愛は自分のバッグから手紙を取り出した

「これ…」

あ、これ確か…

昨日優愛が電話しながら見てた手紙か…

「見てみて?」

「?ああ」

俺はさっそく中を見てみる



『俺こそごめん』



「こ、これだけか?」

コクリと頷いた




…あれ

よく見たらこの字

震えてる感じが…







「…うん、こんな感じだよ」

「…そか」

「お兄ちゃん…」

「?」

「寿也くんの事…責めないであげて…?」

「…ああ」








「じゃ俺そろそろ一階行くわ」

「うん、わかった」



「…優愛」

「ん?」










ちゅっ



「お、お兄ちゃん///」

「じゃ、また夜な」




ガチャッ






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