この関係はナイショですっ!
第19章 バイトにて
ランチタイムのピークも過ぎ…
ほとんどお客様がいません!
(あ、リオナさんまだいる…
しかも!誰か来てる。
後ろ姿しか見えないケド、
リオナさん、超楽しそうに話してる。
(あ、彼氏さんか…!)
後ろ姿からして、
彼氏さんがイケメンなのは確か…!
てゆーか、
リオナさんの彼氏だもん!
イケメンに決まってるよね!!
(いいなぁ~……
彼氏ほしい・・・
誰とも付き合ったことないのに、
彼氏でもない男の人と住んでいるなんて……!
なんか、寂しいオンナですよね。
ワタシ…はあ……)
──ピンポーン
『あっ、はーい!
今、行きます!!』
ボタンが押されたテーブルに行くと…
「メイちゃぁん♪」
『真田さん… 』
この人、
ドリンクバーで何時間粘ってんだ!!まったくう…
「あっ、でね…///
メイちゃん、さっきの話の続きなんだけどさぁ…///」
あ……
リオナさん、帰るみたい…
『真田さん、
私…レジ行かないと!』
「えー、メイちゃんが行かなくてもイイじゃぁーん!!」
ちょっと!
なんなんだ、この人…!!
私が困っていると
同じシフトに入っているミカちゃんが
私に向けて苦笑いしながら
レジに向かってくれた。
(あっ、やっぱり!
代金を払うのは彼氏さんなのかぁ!
しかも!スマートに支払ってる…
すごいなあ…
なんか、オトナってかんじ///)
『あっ、ありがとうございました!
またお越しください!!』
リオナさんが外に出ようとしたら
彼氏さんがドアを開けてあげていた。
きゅーん///
なんて、優男なんだ///
なんか、ハルさんって…こうゆうことしそう!クスッ
なんとなく、
ハルさんに雰囲気似てるしね!
そんなことを考えながら、
私は再び真田さんの話に耳を傾けていた。
*