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手紙

第3章 1.S君へ


さてさて

S君をちゃんと個人として認識し始めたのは

一昨年、つまり1年の夏辺りかなぁ



学祭の準備をしてて

なんかむっちゃ働いとる…

と思った記憶があります



というか

それだけの為に遅くまで残るのか

とびっくりした覚えがある



しかも器用だし

これを言うとショックらしいけど

何気に字が可愛いし(笑)



とにかく凄いなと思いました



でもね学祭後Kちゃんと付き合いだしてから

何だか近寄り難くなって

ちょっぴり怖かったんだ



まぁ近寄り難いのは

私が恋愛が苦手だからなんだけどさ




人がイチャイチャしてるのも

申し訳ないけど

吐き気がしてしょうがなかったんだ

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