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｢私達すれ違った事が
あったの?｣

梨菜がそう言うと
男はやっぱりかと
ゆうような顔をした｡

｢俺ﾎｽﾄしてんの｡
大体8時くらいに
ﾎｽﾄっぽい奴と
すれ違ってるの
覚えてないの?｣

確かに梨菜が学校から
帰宅する時にﾎｽﾄっぽい
人とすれ違うが
あの人はｲｹﾒﾝだ...
外見だけでなく
雰囲気からして違...

｢...あれ?｣

｢解った?｣

梨菜は覚えのある香水の
匂いを微かに感じた｡