KISSからはじめよう
第2章 智、ダジダジする
「乾杯♪」
おれ的には邪魔者がいなくてほっとした
彼女は冷えたビールをごくごくと飲み
「ぷはー!!」とオヤジのように息を吐く
「いい飲みっぷりだ(笑)」
「飲まないと…」
「え?」
「大野さんの事務所にケンカ売ったみたいなものですよ…今の私の発言…」
「イヤ…むしろ、スカッとしたけど?(笑)」
サラダをつつきながら
会社の愚痴や事務所の愚痴を言い合った
そんな中でも
ニンジンが苦手だったり
休みは家でボーっとしてるとか
普段の彼女のことを聞けて楽しかった
ビールもお互い進んだ
シメのラーメンのように
勢いよくパスタを頬張る彼女は
よく笑うしよく食べる
「シェフのおすすめパスタ、美味しい♪」
「緑色だけど…何味!?」
「ジェノベーゼ(笑)バジルですよ!!食べてみます?」
そう言って、自分のお皿をおれの方へ押し出して、「私もそっち食べたいです♪」と
おれのパスタをつついてきた
あまりに自然な流れで戸惑ってしまった
仲良くなれたらいいな、くらいの感じが
不意に彼女の方から距離を詰めてきたようでドキドキしてしまった
「こっちも美味しいですねー♪今度食べよ♪」
「森さん…?」
「はい?」
「今度、は…ありますか?その…おれと…」
「食事だけならマネージャーさんに怒られないですか?大野さんが怒られないならまた食事したいです…」
「よかった…マネージャーにはもう一度ちゃんと話すよ。森さんとは『飯友』だって(笑)」
おれ的には邪魔者がいなくてほっとした
彼女は冷えたビールをごくごくと飲み
「ぷはー!!」とオヤジのように息を吐く
「いい飲みっぷりだ(笑)」
「飲まないと…」
「え?」
「大野さんの事務所にケンカ売ったみたいなものですよ…今の私の発言…」
「イヤ…むしろ、スカッとしたけど?(笑)」
サラダをつつきながら
会社の愚痴や事務所の愚痴を言い合った
そんな中でも
ニンジンが苦手だったり
休みは家でボーっとしてるとか
普段の彼女のことを聞けて楽しかった
ビールもお互い進んだ
シメのラーメンのように
勢いよくパスタを頬張る彼女は
よく笑うしよく食べる
「シェフのおすすめパスタ、美味しい♪」
「緑色だけど…何味!?」
「ジェノベーゼ(笑)バジルですよ!!食べてみます?」
そう言って、自分のお皿をおれの方へ押し出して、「私もそっち食べたいです♪」と
おれのパスタをつついてきた
あまりに自然な流れで戸惑ってしまった
仲良くなれたらいいな、くらいの感じが
不意に彼女の方から距離を詰めてきたようでドキドキしてしまった
「こっちも美味しいですねー♪今度食べよ♪」
「森さん…?」
「はい?」
「今度、は…ありますか?その…おれと…」
「食事だけならマネージャーさんに怒られないですか?大野さんが怒られないならまた食事したいです…」
「よかった…マネージャーにはもう一度ちゃんと話すよ。森さんとは『飯友』だって(笑)」