KISSからはじめよう
第4章 智、企む
「お疲れさまです」
「お疲れさまーじゃあよろしくお願いします」
「お願いします…」
にののマネージャーさんが運転する車に
オジャマしてにのの彼女の家に向かう
「大野さんは初めて…ですか?二宮の彼女さんに会うのは…?」
「そーなんです。緊張します…(笑)」
「ホントは会わせたくないんすよね…」
「え?」
「うちのやつのお気に入りなんすよ、おーのサン(笑)」
「あっははは(笑)」
本当に緊張していたけど
おれの目的はにのの彼女に会うことじゃない…こうやって言っておけば
マネージャー同士連絡しても
「にのと彼女とおれ」の3人だと思い込んで
疑わないだろう…
本当は4人だとは思わないだろう、という
にのの作戦だった
「お疲れさまーじゃあよろしくお願いします」
「お願いします…」
にののマネージャーさんが運転する車に
オジャマしてにのの彼女の家に向かう
「大野さんは初めて…ですか?二宮の彼女さんに会うのは…?」
「そーなんです。緊張します…(笑)」
「ホントは会わせたくないんすよね…」
「え?」
「うちのやつのお気に入りなんすよ、おーのサン(笑)」
「あっははは(笑)」
本当に緊張していたけど
おれの目的はにのの彼女に会うことじゃない…こうやって言っておけば
マネージャー同士連絡しても
「にのと彼女とおれ」の3人だと思い込んで
疑わないだろう…
本当は4人だとは思わないだろう、という
にのの作戦だった