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KISSからはじめよう

第8章 智、決断する

柔らかい彼女の髪を撫でながら
今日の休みを満喫していた

彼女はおれの横で
翔ちゃんの取材はやりやすいとか
松潤は眩しすぎてまともに顔が見れなくて仕事にならないとか…
笑いながら話していた

おれも笑っていたが
マネージャーのこと…
仕事のこと…
これからのおれたちの関係…

うまく隠していくか
公言してしまうか
ぼんやりと考えていた…

黙って釣りに行って日焼けして怒られるくらいなのに、彼女が出来た…なんて
認めてもらえるんだろうか…

この先…
おれの腕にくっつきながら
笑っている彼女を
きちんと守っていけるんだろうか…

決めないと
浮かれっぱなしじゃ
守ることも出来ないしな…

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