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KISSからはじめよう

第8章 智、決断する

軽いキスはどんどん深くなり
リビングのソファでは
ずれ落ちてしまいそうだった

「智…さん…」
「ここで…いい?」
「ヤダ…(笑)」
「いいじゃん…」

彼女を逃がさないようにソファに押さえつける

「いいじゃん…今すぐ…したい…」
「いや…よ…」
「チェッ(笑)」

わざと拗ねてみせて
ふざけながら手を繋いでベッドに潜る

ここ…と言って指をおれの唇を触る

「ここ?なに?」
「すごく…好き…」
「そぉ?」
「あと…ここ…とここ…も」

目尻と喉仏に優しく触る

「取材中は…ずっとドキドキしてたの…」
「え?そうだったの?」

ドキドキしてるのがバレないように、わざと素っ気ないふりをしていた…と告白してきた…
電話番号を渡されたときも
心臓が飛び出るくらいだったのを
恥ずかしそうに話す

「おれは…ここが好き…」

そう言って
彼女の首筋に顔を埋めキスをする
手は同時に胸の膨らみを包む

「あ…ん……」

そんな甘い声も…好き…

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