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先生が教えて。

第14章 兄弟





「兄貴さぁ、小鳥遊の事犯したの?」




ソファに寝っ転がった隆司がしれっと言う。





「まだヤってねぇよ」





「ふーん。
珍しく兄貴が女に拒まれたわけだ」





「いや、あの時は絶対ヤル気だったね。愛梨も嫌がってなかったし」





「何気安く愛梨とか呼んでるんだよ。
一応小鳥遊は生徒なんだぞ?」





「いーのいーの。
まあ次は絶対に完全にオトしてやる」





「なんで今回はそんなに執着してるんだ?」





確かに。




自分でもそれは不思議だ。

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