
先生が教えて。
第14章 兄弟
でもなんか、愛梨が他の男とイチャイチャしているシーンを想像するとなんかいらいらしてくるんだよな。
さっさと俺に振り向けよ…。
本当愛梨は手こずる。
あーっ!あの時はマジで惜しかったなぁ!
さっさと俺のものにしておけば良かった。
「でも、小鳥遊って確かに良い女だよな」
「なんだよ、隆司まで愛梨狙いか?」
「兄貴と一緒にすんな。
ただ、そこら辺の浅はかな尻軽女と比べたら全然良い方だろ。今日少し話しただけでわかる。
だから、小鳥遊は兄貴に惚れないだろ。
まず生徒と教師の関係だからな」
「ふーん」
俺は痛む口の傷を気にしながら、あれだけ言ったのに作りやがったトマト入りのサラダを口に運んだ。
