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先生が教えて。

第15章 気持ち




それだけでドキドキする。



密室に2人…!



緊張するな…。



落ち着きを払い、神田の向かいの席に座る。




「隣にくれば?」



そうする事が当たり前かのように神田は言った。




「な、なんでですか」




「いや、なんかそっちの方が温かいし。」



まだ冬の頭とはいえ、夕方なので肌寒かった。


この教室はかなり冷え込んでいる。
資料室なので暖房がついていない。



かと言って、ストーブを調達して来るのも面倒臭い。



つまり神田は寒いからくっついて暖を取ろうという事らしい。


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