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先生が教えて。

第15章 気持ち



「いや、なんか静かだなぁって…」



というか意外に距離が近い…!



適当に言い訳をした私に対して神田は、暫し無言になり、考えるような仕草をするとーーー





「んー、じゃあ…


しりとりでもするか!」





「は?」





神田の回答に、思わず間抜けた声が出てしまった。





しりとり…?





「なんでしりとりなんですか…!」




「カラス」





どうやら始まっていることになっているらしい。




神田はにやにやしながらホッチキスを再開した。




私は仕方なく




「スイカ…」





と、言った。

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