先生が教えて。
第15章 気持ち
………
しりとりをしながら冊子作り。
意外にはかどった。
たまに笑い合ったりして、楽しくこの時間を過ごす事が出来た。
もう一時間くらい経っただろうか。
紙の山もどんどん低くなってきて、あと数冊で終わる。
しりとりもまだ続いている。
こうなったら最後までやり通したくなってきた。
「コロンブス!」
「"す"とかもう無いだろ~」
一時間以上しりとりを続けてると、さすがにネタも無くなって来る。
神田は苦戦してるようだ。
よし、これは私の勝ちーーーー、
「好き?」
パチン。
最後の紙をホッチキスすると、神田は私の方を向いて言った。