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先生が教えて。

第3章 笑み



「小鳥遊愛梨さん。ちょっといいかな?昼休みに授業で使う資料を運んで欲しくて。」


きた。


神田先生は相変わらずの笑顔で私に話しかけてきた。


表向きは資料を運ぶ事だけど、きっと昨日の事だろう。


普段は必要以外に私に話しかける事もないのに、ましてや頼みごとをしてくるのだからすぐに悟った。


「…わかりました」

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