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先生が教えて。

第21章 先生の部屋




なんて、うとうと考えていると、




ボトボトッ




「ブッ!?」



私は紅茶を吹き出した。



「何だよ汚ねぇな」



「ゴホッ、ゴホッ…
だ、だって先生…」




「は?」




「砂糖入れすぎですよ!!!!」




神田は紅茶の中に角砂糖を私が確認出来た数でも六個以上は入れていた。




「普通だろ」




「普通じゃないですって!
先生甘党なんですか!?」





神田が甘党。





神田の部屋に来たからこそ知れた事だ。




なんか神田について知れて嬉しい。



でもやっぱり神田のイメージとは違いすぎて何か可笑しくなってしまった。





神田はぐびぐびと紅茶を平然に飲む。



「あ、甘くないんですか…?」




「いや、普通。
でも…」





「?」





グイッ





「えっ、ン」




神田は私を抱き寄せると甘いキスを落とした。




「こっちの方が甘い」




色っぽく唇を舐める神田にドキッとする。






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