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先生が教えて。

第26章 待ち続けて



六年前********************************



土砂降りの夜だった。



総司との別れから半年くらい経った時だっただろうか。



突然、前触れもなく私の家に訪ねてきた裕太。



「愛梨」



「ゆ…うた…」



裕太が私に話しかけてきたのは何ヶ月ぶりだろうか…。



ずっと避けられていたのに…。





「濡れるよ…。入って…」




私は久し振りに裕太を自分の部屋に招いた。



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