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「先生、見て下さいよ、コレ」







突然差し出された一枚の写真。








俺はその写真に写って居るものを見て不覚にも動揺してしまった。









「これ、誰でしょうね？」








わざとらしく裕太が聞く。





そんなのもう分かっている。





だって、写っていたのは俺と愛梨だったから。






空き教室で俺が愛梨の服を脱がせながらキスをしている写真。






俺達は学校でする事もたまにあったから。







でも今この瞬間、酷く後悔した。






情けなくも冷や汗が額に浮かび、鼓動が速くなる。







「まだありますよ。
ほら、ほら」






数々の俺と愛梨が愛し合っている写真を見せつけてくる。





裕太の顔には勝ち誇った笑みが浮かんでいた。













「もう辞めろよっ…！」






俺が怒鳴ると、裕太はピタッと写真をめくるのを辞めた。