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先生が教えて。

第5章 本性



誰もいない廊下に足音が響き渡る。


パタ、パタ、パタ…


四階は空き教室しか無く、普段は特別な事がある限り使われない。


なので四階には誰も来ないのだ。


だから神田先生は四階を選んだのだろう。


足取りが重い。



教室の前に着いた。


扉を開けるのを躊躇う。



「入らないんですか?」






「…っ!」

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