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先生が教えて。

第35章 影






ドクン




「…総司先生ならさっきまで一緒にお仕事をしていたけど、何か用でもあったの?

私が代わりに
伝えておいてもいいけれど」




自分が普段出さない様な


低い声が出たような気がした。




「そ、そうですか…、あの、なら明日直接言うので…いいです…。
さっ、さようならっ」




そういうと、彼女は薄暗くなった廊下を走って行った。






嫌な

予感がした。








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