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先生が教えて。

第10章 守護

「あぁ、おはよう」




下駄箱でクラスの女子数名に囲まれた。




「みんなどうしたの?」



みんなはニヤニヤしながら私を囲んでいる。



「ちょっとぉー!彼氏できなんなら言ってよねぇー!」




「そー、そー」




「というかあの人イケメン過ぎー!見たことない顔だったけど何年何組なのよ?」





どうやらみんなは勘違いしているようだ。




「裕太の事?裕太は彼氏じゃないよ…
裕太は二年前に北海道に引っ越しちゃって、つい昨日帰ってきたの。
ちなみに幼馴染で…、私の元カレ。」





「「「っえぇー!?」」」




「彼氏じゃない⁉」



「しかも元カレ⁉」



「幼馴染!?」




あーあ。めんどくさいめんどくさい。




私は女子に取り調べのように質問されながら靴を履き替え、教室に向かった。

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