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予約したラブホテルに向かい、受付けで店の名前を行って部屋代を払い、鍵を貰う。なんか昔、初めの彼女と来たラブホをちょいと思い出した。

エレベーターを登って自分の部屋に入る。

時間はまだまだ早かったので、ここでもまた念入りにシャワーをあび、体を洗う僕。

シャワーしながらも、まだ来る時間じゃないのに、ちょっとした物音がする度に、玄関を確認してしまう。

シャワーが終わると、そなえつけの薄っぺらい部屋着に着替える。

ベッドに座って待ち始めるが、なかなか女の子は来ない。そもそも自分が早いんだが、それでも予定の時刻を10分過ぎても来ないと心配になってくる。

部屋の中をずっと見回してると、本当にぼろくて場末な感じの部屋だ。

だんだんと不安になってくる。

これって、、、もしかして騙されてるんじゃ、、、？

いつまで待っても誰も来やしないんじゃないの？

昔、アパートのポストに入ってた裏ビデオのチラシにひっかかって、空のビデオテープに1万5千円も払わされた時のこと

秋葉原のエロビデオ屋で、無修正！、完全ぼかしなし！、の、スピーカーから流れる景気良い売り文句にひっかかった時のこと

いろいろな騙されメモリーが頭をよぎる。

秋葉原の方は、ぼかしはあるけど、ちゃんとしたAVではあった。しっかし、店舗の商売で、良くあんな大嘘ついてたよなあ、あの店、、、

（続く）