無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

突然ノックの音がして、飛び上がりそうになる。

はーい、と声をかけつつドアを開けると、

ごめんなさーい、待ったー、

と微笑む杏樹ちゃん。

おお、うん、ホームページの写真はさすがに写りが良すぎかもしれないが、充分魅力的だ。

ああ、良かった。神様ありがとう。

ポチはその後いくつかのお店で、しばしばパネマジも喰らうのだが、今から思えばこのイメサーは比較的良心的な店だったと思う。

というか、開店したてで、あまりスレてない店だったんだろうね。

（ちなみにパネマジっていうのはパネルマジックの略で、お店で見せる女の子写真を修正して、まるで別人のアイドルのようにしてしまう、とてもとても罪深い行為のことだ）

じゃあシャワー浴びるー？

とテキパキと脱いでいく。久しぶりに彼女以外の生裸が見れるだけでも興奮だ。チラチラと視線を走らせてしまう。

風呂場に入ると全裸になった彼女も入ってくる。痩せすぎず、程よい丸みながら締まりとメリハリのある、綺麗な体だ。ちょっと焼けてるかな。

杏樹ちゃんは話もしやすく、感じの良い子だった。

この初体験で何かしらとんでもない目にあってたら、それはそれで後からは面白い思い出になってたかもと思うけど、その後ヘルスにはまることもなかっただろうなあ。

やっぱり最初は肝心だ。