にゃんと喘いでくれるよね
第7章 猫と混乱
「あ、あたし
やっぱり…柳井君の事
好きだから…っ!
いろいろ、信じられないかもだけど…っ」
むかつく。
むかつくむかつく。
好きだった女の
都合のいい言葉が
こんなに嬉しいなんて
本当むかつく。
クルッ
「だから?」
「だから…っ///」
「付き合う?
なんちゃって(笑)」
カァァァアァァァァアっ///
か、顔
赤くするとかせこすぎ!!!!
「…付き合ってくれるの…っ?」
「へっ?!」
軽く冗談のつもりで
言ったのに…
目の前には
顔を赤くして
ななめ下を見る
元好きだった人がいて…
それがとっても可愛い訳で…
ただいま、好きっと言われている訳で…
マジで言う事ねーのに
気にかかるのは
一匹の猫の事。