にゃんと喘いでくれるよね
第8章 猫と彼女
玄関から出てきた
みいと…白石のまさかの鉢合わせ。
バットタイミングすぎだって…
この微妙な空気を打ち破ったのは
「こ…この人が
りくの彼女さんにゃ…っ?」
涙をいっぱいためて
僕を見るみいだった。
「え…っ?
柳井君…この子…誰?」
「えっと…その…っ」
あー!!
僕何テンパってんだって!!
「みいはりくの妹にゃん!」
「柳井君…妹いたのー?!
ってか、語尾可愛い過ぎでしょー!」
い、妹って…
上手く言ってくれたのは
良かったけど…みい
お前…
泣くの我慢するために
自分の腕…ひっかくの
やめろよ…っ
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