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私のはぐるま

第3章 帰り道

ホテルをでると、優南の希望あって水族館に移動した。


この辺りでは1.2を争う程、広くて有名な水族館だ。

優南は水槽に貼りつくように一心不乱に水槽を見つめた。

その間、勇は優南の横顔を楽しんだ。


「いつになく真剣だね」

「何も考えなくていいじゃない?自分も海の中にいるみたいで好きなんだ」

「そんな一面を見れて嬉しいな」

「意外だった?私にだって静かな時はあるよw」


「そうじゃなくて、優南はなかなか外に自分を見せないから」




優南は勇の言葉に驚いた。



「俺、優南のこと何も知らないからさ、凄く不安になる時があるんだよね。知ろうと思っても俺らの出会いがあまりいいものではなかったし。興味がずっとあったけど本気で話をする機会もないし。どうしたらいいのかなって思って」


「勇さんだけじゃないよ?あたしも勇さんのこと知らないし。これから知っていけばいいよね?」


「そうゆう頑張り屋さんの優南のおかげだね」

「?」

「まぁいいやw好きなだけ見るといいよ、俺飲み物買ってくる」

「はーい」

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