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私のはぐるま

第3章 帰り道

・・・10分、

イヤ、

30分は水槽を眺めていただろう。
心が静まっていく。



勇の言う通り、優南は表に自我を出さない。

周りに合わせて、人の前にたっているように見せかけて3歩後ろを歩く子だ。

周りからはわがままだの、おせっかいだの、天真爛漫な優南でしかない。


本質を見抜ける人なんて存在すると思ってもいなかった。



今日までは・・・・

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