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私のはぐるま

第4章 うらぎり

しばらくすると、地元に到着する。


勇は西口へ優南は東口へそれぞれの家がある。


「じゃ、またね」


「・・・まだ帰りたくない」


「困ったなぁ。少し飲みに行こうか?」


優南は首を横に振る。


「どうしたいの?」


含み笑いをしながら勇は優南に問いかける。


「・・・。勇さん家行きたい」


「後悔するかもよ?」


「しないもん。」


「OK。じゃいこうか?」


「うん♪」




「行く前によりたいところがあるんだけど、いいかな?」


「いいよー。遠い?」


「少し遠いから、優南カフェで待ってて」


「一緒にいくよ?」


「ダッシュでいくから、待っててよ」


「はーい」




そう言って勇は走って行った。

優南はカフェに行くことにした

一人うずく身体を落ち着かせようとタバコをふかす。

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