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～飛翔side～



「はよー
おっ、飛翔制服似合ってんじゃん
今日から学校だろ

可愛い女の子、見つけてこいよ！」


私は家のリビングで朝食を取っていたら

一番上の兄が声をかけてきた



私の家はやたら男が多い

長男 直哉(ﾅｵﾔ) 19
次男 隼人(ﾊﾔﾄ) 18
三男 朱雀(ｽｻﾞｸ) 15
四男 逸樹(ｲﾂｷ) 10
私 飛翔(ﾂﾊﾞｻ) 16
父 伊吹(ｲﾌﾞｷ) 37

母は弁護士で滅多に家に帰って来ない


『直兄の為じゃないし』

「えー、飛翔のケチ」

直兄は口３の字の形にした


「大丈夫か飛翔？
父さんは心配だぞ」


父は親バカだ



『大丈夫だよ。いざとなったら、投げ飛ばすから
ごちそう様でした
じゃ、行って来ます』



私は今日から高校生です

小・中共に良く男に間違えられて嫌だった



でも今日から通う高校は知り合いは誰もいない

実際は緊張している