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不安になったあたしはもう一度家族欄を見てみた。




その瞬間、あたしが見たのは…。




『３年兄とは血縁関係なし。兄本人より申告あり』




家族欄の横に、無機質に走り書きされた鉛筆の文字。




「…な…」




－……………。




ｹﾂｴﾝｶﾝｹｲ ﾅｼ




「…なに、…こ…」




…こんなの…嘘。




ｱﾆﾎﾝﾆﾝﾖﾘ ｼﾝｺｸｱﾘ




どくん、どくん、どくん…




正常に動かない頭の中を、その文字がぐるぐると回っていた。