テキストサイズ

身代わりH

第24章 *知られていた

「ねえユミちゃん、新谷くん達知らない?同じクラスだったよね?」




その子は困ったように首を傾げた。




「そぉだけど…知らないよ。来てないの?」



「うん…松嶋くんと森下くんもいないの」




松嶋と森下も…?




ユミがその面子に訝った時、ちょうどランニングを終えて近くを通り掛かった野球部のクラスメイトが言った。




「その3人なら…今日はサボるって。『若いんだからスポーツ以外で汗かきたいよな?』なんて言いながら3人でどっか行ったぜ」



「スポーツ以外で、何があんの?」




サッカー部のマネージャーがきょとんとした。




-はっ!




-まさか…っ!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ