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身代わりH

第4章 *お仕置き

あんなことされても、お兄ちゃんのこと…嫌いになれないよ。




嫌うどころか…お兄ちゃんの…声が、視線が、温もりが…体の奥で燻って…おかしくなりそう。




相手は実のお兄ちゃんなのに…もうあたしには、一人の男の人にしか見えない。




『大人しくしてれば、悪いようにはしない』




そう言って塞がれた唇が…まだ熱い。




…誰か…あたしを止めて…。

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