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身代わりH

第7章 *心境

***


ザア…




熱いシャワーを頭からかぶり、お兄ちゃんの残滓を洗い流す。




『オレが…壊してやるッ』




さっき言われたお兄ちゃんの苦しそうな声があたしの頭に木霊していた。




-うれしかった…。




例え身代わりでも…お兄ちゃんのものになれた気がして。




-ホントに…自分に呆れたくなる。

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