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前(未来)を向いて

第7章 中1 切っ掛け

そんな或る日、マイコプラズマ肺炎の子が数人居て学校を休んでいると聞きました。

体育の授業で同じになる隣のクラスから男の子一人。

同じクラスの女の子が一人。

彼女は入院もしたと聞きました。

病院の先生に伝えると、息子も間違いなく、マイコプラズマ肺炎だと言いました。

それまでは、血液検査の結果も、レントゲンの映像も、断定出来る結果ではないんだよなと診断に困っている様でした。


息子は10日近く休みました。

毎日仕事が終わってから病院へ連れて行き、点滴をして貰って帰ると 21時を回っていました。

点滴に暴れる息子の相手をして帰るとヘトヘトでした。

担任の先生から電話が掛かって来るのですが、心配の電話はでは無く、マイコプラズマ肺炎かどうかを執拗にを尋ねて来ました。


マイコプラズマ肺炎なら、出校停止扱いになる病気なので、欠席にならないそうです。

ただの肺炎なら、欠席になるそうです。

先生は、自分の事務処理が捗らない為執拗に聞いてきたのだと思います。

最終的には病院の先生も診断を下してくれましたが、元々微妙な診断だった為、私もちゃんと学校側に伝えて居なかったのがいけないのでしょうが、毎日、仕事と病院で疲れ果てている中、息子の心配よりも病名をハッキリさせたがる教師に嫌気がさしてなりませんでした。

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