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僕の父親。

第2章 最低な父親について。





父親はそのあとも暴言を吐いていました。
母にも姉にも。
休日に父親が仕事に行ってる時
どんなに幸せだったか。
初めて家に帰った感じでした。


ある日の夜中、また父親が騒ぎ出した時
僕は自分の部屋で喧嘩を聞いていました。
すると、父親が
こんな家出て行く!と言い、
僕の部屋に近い玄関に来ました。

ほんとに出て行ってくれるなら
とても嬉しい。そう思いながら
ずっと聞き耳をたてていました。


父親は家の鍵も家に置いて
ほんとに自ら家に出て行きました。


あとから聞くと
これは母の作戦だったようです(笑)


父親は出て行ってから
翌日家に戻ってきましたが
家の鍵は持ってないので
家には入ってこれず、

ずっとずっとドアの前に座り込んでいました。

でもいつしか父親の姿はいなくなって今の現状にいたります。


今はとても平和です。
母と僕と姉。

3人家族で毎日を過ごしています。


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