テキストサイズ

君がいるから

第6章 ごはんに行こう

仕事が終わってから
良さそうな店を見つけて
4人分の予約をする

明後日の休みは急にわかったから
大慌てで探したけど
個室だしいい感じだし
食べ物も美味しそうだった

12時を過ぎてはいたが
俺はウキウキしながら
キミに電話をかけた

「お風呂…かな…」

なかなか出ないことを
あまり気にもしなかった

食事の誘いは絶対に伝えたいよ
今何やってんのかなー?なんて考えながら
少ししてからもう一度かけ直す

「こんばんは♪松下さん!」
「こんばんは…」

元気がないようで…
ちょっと鼻声…
あれ、どうしたんだろう…

「元気…なさそうだね…大丈夫?」
「あ、は、はい…」
「その返事が元気ないんだって…」
「ごめんなさい…」
「何かあった?」
「えっと…色々と…仕事で…」

言葉をにごしてるけど
仕事のことじゃないってすぐにわかる

「そっか…じゃあ美味しいの食べて元気になってほしいなー明日の夜ごはん行こ?」
「明日ですか?」
「その次の日休みだから、ゆっくりできるんだよねーどぉ?予定あった?」
「特にないです…」
「よかった♪じゃ、10時に予約してあるから…」

と店を伝える…

「迎えに行けなくてごめんね」
「大丈夫です…色々ありがとう」
「ん?いいっていいって♪気分転換に、ね?俺が好きだってことは、まぁ気にしないでねって言ったらダメか(笑)うひゃひゃひゃひゃ♪」
「もう…」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ