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君がいるから

第6章 ごはんに行こう

予約してあるという店に着くと
部屋からは男女の声が聞こえた

「どうぞ」と言って通された部屋の戸を開けると
そこには
知ってる顔の男の人と
その横で親しげに笑ってる女の人がいた

「お疲れー松下さん!」

ここ、ここ、と手招きして私を座らせる

「ビックリするよね?」
「お、お疲れさま…です…」
「状況がわかってないね?相葉さんは
アナタになんも言ってないのかな?」

二宮さんは笑ってるけど
頭は混乱したまま…

「今日は4人で飯だからね。あ、この人は
オレの彼女」
「はじめまして」

「そういうことですか…」
「だね」
「おじゃましますね?」

二宮さんの彼女さんも
笑顔の挨拶をしてくれた

部屋にはまだアナタは来ていなくて
少しだけ雑談が始まる

「今日は仕事?」
「いえ…休みでした」
「そかそか…明日は?」
「休みです…」
「ゆっくりできるね」
「お酒はいける?いっぱい飲もうね♪」

彼女さんは楽しみにしてるみたい
あんまり私だけが暗くてもいけないよね

「お酒好きです♪でも悪酔いしたら
ごめんなさい(笑)」
「あら?悪酔いするようなことでもあったの!?」

彼女さんはスルドイ…

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