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君がいるから

第6章 ごはんに行こう

お酒がすすみ
ほんのり赤くなった頬が妙に色っぽい

やっぱり可愛いな

「相葉さーん♪」

だいぶ酔いが回ってきてるようで
俺の肩や腕にピタリとくっついてきてる
けどね…
俺は勘違い…ていうか
いつも通り
いいように解釈しちゃうよ!?

「酔ってきたね?大丈夫?」
「だいじょぉぶー♪ふふふ♪」

「相葉さん、そろそろお開きにする?」
「そうだね。彩乃さんまたね♪」
「はーい♪今日はご馳走さま…でいいんですよね?(笑)」
「うん…約束だからね!!」

「彩乃さーん!またねー♪」
キミは大きくブンブンと手を振り
笑顔でタクシーを見送る

「さ、俺らも帰ろうか?送るよ」

大きく振ってた手を取る

繋いだ手をぎゅっとしてないと
フラフラしていて危なっかしい

乗って来た車まで連れて行き
助手席を開けると不意に真顔になった

「あれ…?でも…お酒飲んでたでしょ!?」
「俺が飲んでたのはノンアル!だって…ちゃんと家まで送りたいじゃん♪」

俺は最初っからそのつもりだったよ
店に入ってすぐに頼んでおいたんだから…

「ほら、乗って!!帰るよ!!」
グイっと乗っけてドア閉め
俺も運転席に乗り込んで
ナビをキミの家に合わせた

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