テキストサイズ

オタクのペット

第12章 一緒にすんな

永田はゆっくりと部屋着のズボンのヒモをほどいて、腰を浮かしてパンツごと、ずり下げていた。

な、何を…ってか、まさか出すの?ソレ!?

私は横目でチラチラ見ながら、永田の舌先を吸う。

よっこらしょって、今夜発お目見えの永田の相棒は、存在感を露にしていた。

握れって言われるかと思って、その言葉を待っていると、永田は自分の手で相棒を握り締めて、擦りはじめた。

コシュ…コシュ…コシュ…

えっ…?!マ…マジなの?!

最初はゆっくり。

上手に手のひらを滑らしながら、上下に優しく擦っていた。

私はそんな初めて見る姿に赤面して、胸をドキドキさせていた。

やだな…どうしよう…永田の私を見る視線も勿体なくてそらせない。

けど、見たい!
永田の手でアレが擦られてるところも。

ど、どっちも見たい。

どうしよう…でも、恥ずかしい。

「…んっ…うっ…ふっ…」

舌先を吸われながらも、キモチよくて声が漏れている。

その声で感じるのか、時々眉を八の字にして、目を細めては、強い鼻息が私の鼻に当たる。

凄い感じてるって至近距離で、確実に伝わってくる。

「…んっ…んっ…んんっ…」

仔犬みたいに目を潤ませて、浅い息使いを繰り返しながら、鼻呼吸がやがて激しくなる。

私は相変わらず舌先を吸いながら、彼の目を見つめていた。

「ふんっ…ふん…ふんっ!…うぅっ…うん…うん…うん…」

永田は苦しそうな表情で私を必死に見つめていた。

ごめんね。

嘘付いて、ごめんね。

苦しませて、ごめんね。

泣いちゃいそうな顔してる。

悲しませて、ごめんね。

もう、永田には絶対に嘘は付かないよ。

私はもう、永田だけの私だからね。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ