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オタクのペット

第3章 甘えるな

魂が吸いとられていくような感覚になる頃には、私の意識がどこかへ行っていた。

永田の首に腕を巻きつけていたのだが、その腕すらもダラリと両腕を布団の上に広げていた。

知らない間に全裸にされて、知らない間に永田も全裸になっていた。

だから、どうした。

頭の中を働かせる気力もないくらい。

永田の舌先が、私の全てを気持ち良くする。

ピチャリ…ピチャリ…と、私のアソコを舐める音がする。

時々、その先端を吸われて声が出る。

「んあっ…あぁ…」

愛がなくても感じる。

いや、愛はこの先もないの?

私が、永田に愛を感じたらダメなの?

少しだけ意識すると、たちまち大きな波がやってくる。

「ふはぁっ…!…んんっ!…あぁん!…」

さらわれそうになる寸前に、まるで永田が私の腕を掴んで引き寄せる。

「まだイカせない」

と、止める。

でもまた、指を入れたり出したりを繰り返しながら、さっきからもうピクピクして敏感になってる。

なのに私の硬くなった突起物の、先端を舌で責めるから、

「ダメッ…そんな…あぁんっ…」

「ダメとか言ってんじゃねぇよ」

「だって…あん…あん…いいよぉ…」

「うるせぇな」

そう呟かれて、指をグイグイ動かして、舐め上げられる。

コイツの指の動きも、マジにキモチ良過ぎる!

だけど、だけど!
自分でも穴がヒクヒクしてるのが分かるくらい、欲しがってる。

何をって、もちろんアレを入れて欲しくて!

「ね、永田…お願いがあるの…」

「またかよ」

「ね…もう欲しいよ…ダメ?…」

「そんなねぇ、何でも自分の都合良くイケると思うな」

永田の意味有り気な言葉に。

どうでもいいから、入れろー!

「ねぇ…欲しいってば…ねぇ、お願い…」

思いっきり甘えた声で言ってやる。

しかしセクシー低音ボイスで、一言。

「甘えんな」

つ、冷たい!

バッサリ、ぶった斬られた。








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