無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

…ふかふかぁ～。

…人間の体温は温かいねぇ～。

窓から緩い光がもれるから、少し眩しくて、起きる。

…あっ！

あぁぁーーーっ！！！

し、しまった！

隣りには、裸で寝そべる永田。

私は昨晩、永田に…。

痛タターッ…少し動いただけで、股関節が痛い。

ヤバッ！

私は散らばった下着を慌てて拾おうと、
ベッドから離れようとした瞬間っ、

…ガバッ！

またまた凄い力で、肩を掴まれベッドの中へと引きずり込まれた。

「どこ行くんだ」

片目を眩しそうにつむりながら、ネグセのグチャグチャな髪をした永田が、睨み付けて言う。

「あ、あの、家に戻ります」

恐縮して言う私に一瞬、動きが止まった。

ゲッ…沈黙。

何か、何か新たな事を、考えてない？

「……」

「なっ…永田？」

私の問い掛けを遮るように、両手を上げて、大きな声で背伸びをした。

「んがぁーーーっ！」

なんだ、なんだ？！

私はググッと更に引き寄せられて、抱き締められるのかと思いきや、

「おい、朝立ちしたから処理しろ」

「はいっ？」

私は耳を疑った。

「朝立ちって？」

永田は布団を遠慮も恥じらいもなく、露骨に捲った。

……ムムムッ！ギョヘーーーッ！！！

私は白目を剥いて、後ろへと倒れた。

な、永田の大きくなったアレは私に語りかけるように見上げる。

「おはようございまーす、お願いしまーす！」って。

いや、その先ちょから声が聞こえた気がした。