オタクのペット
第9章 意外とね
パート先で、すぐに気付かれた。
「あんた、新しい男できたでしょ?」
「何故?」
はぐらかす。
普通なら自慢できる。
だけど、離婚してすぐって。
ちょっと、やっぱり世間様からしたら、どうなの?って思われるから。
別のボスのオバチャンが、蟹歩きで近寄ってきてボソッと。
「艶がいい」
「そんな30過ぎて艶とかなんて、あるんすかぁ?」
そして、
「あんたの最近の歩き方が変だから」
歩き方って!…マジ?
「がにまた?」
「がにまただもん。やりまくってるって事は、彼氏できたんでしょ?」
ドハァーーーッ!!
察しが凄すぎる。
「もぉ、どこ見てんすか。どこを」
私は照れつつ、永田とのセックスを思い出す。
「そら、あんた可愛い癖に性格が男みたいだもん」
男みたい。
誉めてるのか?
「可愛くないって」
私は否定をかます。
「おまけに、オッチョコチョイ」
誉めてないし、それ。
「ちなみに頭も悪いバカですから」
最後は自分でバカだと告げる。
「まぁね」
「う~ん」
二人とも、うなずくんかーい!!
「容姿端麗、頭も良くて気が利いて、誰にでも合わすような普通のその辺にいる女じゃ、今の若い男は、つまんないらしいよ」
「私らの時代の男は、偉そうにして生きてるのが当たり前だったけどね」
60代のオバチャン達は、しみじみと語る。
「私、地味な生き方したくないですもん」
「そうそう、今は個性を自由に尊重できる時代だからね。ちょっと他とは違う人種を選ぶのも基準になってるみたい」
確かに。
永田、変だし。
あ、私も変って事か。
「あんた、新しい男できたでしょ?」
「何故?」
はぐらかす。
普通なら自慢できる。
だけど、離婚してすぐって。
ちょっと、やっぱり世間様からしたら、どうなの?って思われるから。
別のボスのオバチャンが、蟹歩きで近寄ってきてボソッと。
「艶がいい」
「そんな30過ぎて艶とかなんて、あるんすかぁ?」
そして、
「あんたの最近の歩き方が変だから」
歩き方って!…マジ?
「がにまた?」
「がにまただもん。やりまくってるって事は、彼氏できたんでしょ?」
ドハァーーーッ!!
察しが凄すぎる。
「もぉ、どこ見てんすか。どこを」
私は照れつつ、永田とのセックスを思い出す。
「そら、あんた可愛い癖に性格が男みたいだもん」
男みたい。
誉めてるのか?
「可愛くないって」
私は否定をかます。
「おまけに、オッチョコチョイ」
誉めてないし、それ。
「ちなみに頭も悪いバカですから」
最後は自分でバカだと告げる。
「まぁね」
「う~ん」
二人とも、うなずくんかーい!!
「容姿端麗、頭も良くて気が利いて、誰にでも合わすような普通のその辺にいる女じゃ、今の若い男は、つまんないらしいよ」
「私らの時代の男は、偉そうにして生きてるのが当たり前だったけどね」
60代のオバチャン達は、しみじみと語る。
「私、地味な生き方したくないですもん」
「そうそう、今は個性を自由に尊重できる時代だからね。ちょっと他とは違う人種を選ぶのも基準になってるみたい」
確かに。
永田、変だし。
あ、私も変って事か。