ドリームSEXカフェ
第9章 視線の快楽
――――――――――…
「……」
カチャ…
目の前に…ミルクティーが差し出された…
窓際に座り…外を眺める…俺…
夢………
やっぱり…
『…ミルクティーどうぞ』
店員の声に…少し肩を落とし…ミルクティーを飲んだ…
フッと…テーブルの上に茶色にA4ファイルサイズの封筒…
中を確かめると…
見合い用の台紙付きの写真が入っていた…
手に取り…写真を開いた…
『……!!!』
中は……煉二が…見合い用に撮ってくれた…俺がいた…
その中の俺は…
今までにないくらい…幸せそうで…そして儚げで…
優しい感じに仕上がっていた…
ポタ……
『…な…』
俺は…目から…大粒の涙が流れていた…
『煉…二…』
その写真を胸に抱き…声を殺して泣いた…
煉二の…愛が…伝わる写真…
会えない…夢の人物に…俺は…初恋を…してしまった…